発電所詳細

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奈良井川萱ヶ平水力発電所

発電所オーナーOWNER

株式会社グリーン電力エンジニアリング 

 私たちは、自然エネルギーを適切に効率よく活用していくことが、人類の明るく豊かな未来へつながるものと信じ、未来の地球や子供たちのために、自然エネルギーの普及を積極的に推進してまいります。その中でも、環境に優しく、安定的に発電できる小水力発電が、全国に普及することを願っている会社です。
 地質や、土木、建築、環境、電気、IT/OTの技術・ノウハウを駆使して、「地球に優しい」「持続可能な」小水力発電所を作っていきたいと思います。私たちにできることは小さな小さな一歩ですが、思いを同じにしてくれる人たちが増えてくれることを願いつつ、発電所設置に向けて微力ながら日々奔走して参ります。

発電所の詳細DETAIL

 長野県塩尻市に位置する奈良井川を利用した小水力発電所です。奈良井川は、千曲川に合流し、新潟県に入ると信濃川と名前を変え、日本海に注ぐ河川です。
 発電所の所在する長野県塩尻市の奈良井地区には、かつて中山道の宿場町として賑わった奈良井宿があります。中山道沿いに、約1キロメートルに渡って江戸時代や明治時代の建造物が立ち並び、往時の面影を色濃く残す町並みで、昭和53年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された観光名所です。
 発電所は、木曽と伊那を結ぶ交易ルートとして利用されてきた旧権兵衛街道沿いにあり、木曽の木材の盗伐を防ぐために設置された番所の跡地に建っています。
 ◇発電所出力 : 560kW
 ◇年間発電電力: 3,000,000kWh
 ◇年間CO2削減量: 1,395t-CO2
*スギの木によるCO2取込量に換算すると約10万本、スギ林の面積で約33ヘクタール分に相当

発電所の展望PROSPECT

 大事なことは「持続」です。私たちが考えていることは、この発電所で持続可能なモデルを実践することです。
  1つ目は、発電を継続することで、環境の保全、地元の繁栄に寄与することです。
  2つ目は、固定価格買取制度20年が終わった以降も発電を継続することです。
 そのためには、地元の関係者と密に連携をはかり、発電だけでなくそれ以外のことにも積極的に目を向けて対応をしていくことです。そして、水力発電所は50年、100年と続く耐用年数の長い発電方式ですので、規模の小さい小水力発電所でも21年以降も運転を継続していけるように、新しい保守方式を検討して参ります。
 「地球に優しい」「持続可能な」小水力発電所を応援してくれる人たちが増えてくれるよう、様々な取り組みにチャレンジしていきたいと思います。

DATA

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