発電所詳細

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内子バイオマス発電所

発電所オーナーOWNER

内藤 昌典

 本発電所は(有)内藤鋼業等、地元から出資を募り設立した「内子バイオマス発電合同会社」が運営しております。融資も地元金融機関から調達し、地元密着で運営しております。設計・建設・出資者として設備導入実績のあるシン・エナジー(株)が参画しており、エネルギーの地産地消を目指しています。

(有)内藤鋼業HP


発電所の詳細DETAIL

 内子町は、総面積299.5km2のうち山林が約77%と大部分を占めていることが特徴で、農林業、観光業が主要産業です。このような地域でバイオマス発電所を産業の軸とした地域の関連企業への事業創出や、豊富な森林資源の利活用、採算性の低い山林保全事業の改善、地産地消エネルギー利用の促進などの課題を解決する一手として地域密着型バイオマス発電事業に着手しました。
 本発電所は、木質ペレットを利用したガス化熱電併給装置を擁しております。今まで捨てられていた間伐材を近隣の山々から集めてペレットを製造し、化学反応でガスを取り出して発電します。さらに、その過程で発生する熱で発電を行うバイナリー発電装置も備えており、地元の資源を余すことなく有効活用しております。

内子バイオマス発電所 事業紹介動画


発電所の展望PROSPECT

 内子町は「内子町まち・ひと・しごと創生総合戦略」(平成28年3月発表)において、町の約8割を占める森林資源を活用すべく林業6次化に積極的に取り組んでいます。本発電所は地域と共同で事業を推進し、地域主導型の運用を行います。 
 また、発電所およびペレット製造工場から排出される燃焼灰や炭化物を林道整備補助材や助燃材、土壌改良補助材へと加工して地元林業事業者や農家へ提供し、地域の山から出たモノを地域に還元する持続可能な循環型社会を構築しております。今後も引き続き、地域主導のプロジェクトとして推進して参ります。

DATA

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